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おすすめ本:The Conscious Parent: (by Shefali Tsabary:2015)


ENVITAでは、日本語に訳されていない本や、訳されていてもあまり知られていないような本のほか、外国で書かれた著書の要約をご紹介することで、皆さんに広く『ウェルビーイング』に関する視点や情報をお届けしていきたいと思います。今日ご紹介する本はこちらです。


The Conscious Parent 表紙
The Conscious Parent 表紙

タイトル

自分達が変化することで、子どもたちを勇気づけることができる


はじめに


心理学者であり育児の専門家でもあるシェファリ・ツァバリによって書かれた『The Conscious Parent (意識的な親、の意)』は、伝統的な育児の考え方に挑戦するものです。ツァバリは、本著の中で「意識的な子育て」という概念を紹介し、自己認識、感情の知性、そして子どもとの深い結びつきに焦点を当てたマインドフルなアプローチを提案しています。個人的な体験談、実践的な方法論、深い洞察を通じて、コントロールを手放し、より思いやりのある真の関係を子どもたちと築く力を、ツァバリは親たちに訴えています。



主なポイント

  1. 視点の変化:ツァバリは親たちに、自分自身の教育や育児に対する条件付けや思い込みを見直すように促します。彼女は子どもたちが独立した存在であり、それぞれが独自の人生の道と目的を持っていることを認識することの重要性を強調します。視点を変えることで、固定された期待やコントロール意識から解放され、子どもたちが自由に成長できる環境を作り出すことができます。

  2. マインドフルな存在:著者は、子どもたちと一緒に『今ここにあること』の重要性を強調しています。マインドフルネスを育み、現在に集中することで、子どもたちのニーズや感情を真に理解し、結びつくことができます。ツァバリは、親が存在感を高め、子どもとの調和を図るための実践的なエクササイズや瞑想を提供しています。

  3. 感情の意識:『The Conscious Parent』では、育児における感情の意識の役割が強調されます。ツァバリは、親が自分自身の感情を認識し、処理することの重要性を訴えます。癒されていない感情的な傷が、子どもたちとの相互作用に影響を与えることがよくあります。感情のトリガーに気付き、自分の反応に責任を持つことで、親と子どもの両方の感情的成長を促進する育む環境を創り出すことができます。

  4. コントロール意識の手放し:ツァバリは、育児におけるコントロールの概念に疑問を投げかけ、親が子どもたちに対する力への執着を手放すと、真の成長が生まれると主張しています。彼女は「降伏」という概念を探求し、親がコントロールを手放し、子どもたちの内在する知恵を信頼することで、調和と真の関係が芽生えると提案しています。

  5. 意識的な鍛錬:この本では、罰に基づくアプローチの代わりとして「意識的なしつけ」が紹介されています。ツァバリは「罰ではない結果論(こうするとこうなる、のような自然の流れを意識したもの)」を活用することを推奨し、親が寛容な理解と対話を通じて子どもを導くことを促します。罰則的な手段に頼るのではなく、オープンなコミュニケーションと協力関係を育むことで、親は貴重な人生の教訓を教えながら親子の絆を保つことができます。

  6. 真のコミュニケーション:意識的な育児において、効果的なコミュニケーションは基盤となります。ツァバリは、子どもたちの意見を深く聴き、彼らの感情を認め、オープンで非評価的な対話をすることの重要性を強調しています。彼女は効果的なコミュニケーションのためのツールや技術を提供し、子どもたちが自分自身を正直かつ真に表現できる安全な空間を作り出します。

  7. 独立心の育成:『The Conscious Parent』は、子どもの独立心の育成の重要性を示しています。ツァバリは、親が子どもの自主性や意思決定能力を支援し、彼ら自身の興味や情熱を探求することを奨励します。独立心を育むことで、親は子どもたちが自己を確立し、人生の挑戦に自信を持つことができるよう支えることが大切です。

  8. 自己変容としての育児:ツァバリは、育児の旅を自己成長と変容の機会として捉えることを親たちに奨励しています。自己反省、セルフケア、脆さを受け入れることによって、親は古いパターンから解放され、より意識的で思いやりのある在り方を受け入れることができます。




まとめ


シェファリ・ツァバリの『意識的な親』は、従来の育児の枠組みに挑戦する画期的な本です。マインドフルネス、感情の意識、真のコミュニケーションを受け入れることで、親は子どもたちとの深い絆を築き、相互の成長と理解を促す環境を育むことができます。ツァバリの深い洞察と実践的な戦略により、親は制御を手放し、自己変容を受け入れ、愛、結びつき、真実性を重視した変革的な育児の旅に臨むことができます。


 

編集後記

育児を自己成長と捉え、自分の感情や思考と向き合い、子どもをコントロールことを手放す。それは頭でわかっていても、どうやって自分の生活の中で作り出していけばいいの?と言うのが、多くの皆さんの疑問とするところであり、知りたいところでしょう。



それを実践的なワークに落とし込んでいるのが、このマザーズコーチング(現在は男性も受講&講師としての資格を取得できるのでペアレントコーチングの名称で呼んでいます)の講座なのです。


子どもとだけでなく、パートナーや会社の人との関わりが変わっていく人が続出するのも、この関わり方は人としてのコミュニケーションの土台であり、真の信頼関係を作っていく土台でもあるからです。



ペアレントコーチングの詳細はこちらから。


 

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